強迫性障害

強迫行為を減らすには -3つの負担減がカギ-

強迫性障害

この記事は、以下のような方に向けての内容になります。

・強迫性障害の方(特に不潔恐怖)

・1度に洗剤等を消費する量がすごくて、大変な思いをされている方

・強迫行為のせいで待ち合わせ等に間に合わない方

強迫行為を減らすために、3つの負担を減らすことからアプローチします。

私は不潔恐怖なので、たくさんの時間とお金を使いました。水道代、ハンドソープ、洗濯洗剤、ボディーソープ、ティッシュ、ウエットティッシュ、トイレットペーパー、アルコールスプレーなどなど…大量に買っては使いました。

また精神的にも追い詰められていた時期もあります。

そのような状態からどのように、日常生活をほぼ以前通りに過ごせるようになったのか、実体験をもとに書きます。少しでもご参考になればと思います。

強迫性障害は3つの負担に苦しむ

強迫性障害は、精神的負担だけではなく、金銭的負担、時間的負担が重くのしかかります。

・精神的負担

・金銭的負担

・時間的負担

精神的負担を減らす

なんと言っても、これですよね…強迫性障害は、本当に辛い。精神的に来ます。

強迫行為をやめられない自分のことを責めている方がとても多いと思います。

どうやっても強迫行為を繰り返してしまう。家からもなかなか出られないなど。

【強迫性障害】強迫行為を繰り返す自分を責めていませんかでも書いていますが、強迫行為をやめられない自分を責めて、でもやめられない!を繰り返していませんか?

まずは、それをやめましょう。

自分を責めない!事です。

これ一択です。こんなに辛い病気になって苦しむ自分をこれ以上責めないでください!

私は一切やめました。すると心が元気になり始めます。

それこそが本当に大切なのです。行動療法をやっていくにしても、心がやる気にならないと出来ません。

行動療法は、正直、慣れるまではかなりキツいです。やる気がなくては、おそらく継続出来ません。

継続して行っていく事が大切なのでやる気がなくなるほどの落ち込みがあっては出来ないのです。

「こんな病気になって、本当に辛いね。でも生きてる自分ってすごいよね。頑張ってるよね」

「自分が悪いわけでも、性格のせいでもない。脳のスイッチが上手くいってないだけ。それだけのこと。個性だよ」

と強迫行為をしている自分に言ってあげてください。

自分に対して中々言えないなぁという方は、強迫性障害に苦しんでいる友達に向かって言うつもりでやってみて下さい。

金銭的負担を減らす

上でも書きましたが、不潔恐怖の場合は特に色々なものを使って洗ったり、除菌したりと大変だと思います。

私も一度にウェットティッシュ1袋を使い切るなんて、ザラにありました。洗剤もすぐなくなるし。ゴミ箱はティッシュだらけ…トイレットペーパー使い過ぎて、トイレを詰まらせた事も何度もあります。水道代も跳ね上がり、大変でした。

そこで考えたのが、代用出来るものがあればそれに変えてみるという事です。

例えば、毎日毎日床拭きをしていた時に私はずっとアルコールウェットティッシュを使っていました。それをある日から思い切って雑巾掛けに変えました。もちろん水ですすぐのみです。

他にも…

ウェットティッシュは1箇所につき、1枚使っていましたが使いまわしてみる事にしました。買う量もゴミの量も減らせるし、一石二鳥です!これも曝露反応妨害のひとつで強迫行為を減らすことに繋がります。案外やってみると、人間は慣れます。

洗濯洗剤については、液体のものを使ってましたがジェルボールタイプへ変更。一時期、洗剤をちゃんと入れたかが不安で、大量に液体洗剤を使っていました。それをジェルボールタイプへ変えました。洗濯機を回す直前に1つだけ入れる!これで洗剤の量も減らせました。

トイレットペーパーは、トイレをする時に必要な分だけを持っていく。トイレ内には、トイレットペーパーを置かないようにします。どうしても汚れが取りきれていない時だけ、家族に頼んで、追加をもらうなどにしてみます。

このような感じで使う量を減らせると、大量に買わなくて済み、金銭的負担を減らしていきます。

時間的負担を減らす

強迫行為によって、仕事や予定に遅れそうになってしまったことがある方もいるかもしれません。

家の中にいてもやりたい事が出来ず、強迫行為に振り回されて時間を無駄にしてしまっていませんか?

私自身がそうでした。本当に心からやりたい事が出来ずに、強迫行為ばかりの毎日でした。

薬を飲んでいた時は眠気も相まって、本当に何も出来ず過ごしてました。

そこで私が試した事は、タイマーで手洗いや入浴・鍵の確認などの強迫行為にタイムリミットを付けます。初めは、かなりきついとは思いますが、タイマーをセットし、時間が来たら、それ以降は一切、強迫行為はやらないようにします。これで強迫行為が減らせます。

これも曝露反応妨害になります。

詳しいやり方は、一歩ずつ!強迫行為を減らす!自宅で出来る対処方法をご覧ください。

まとめ

一度に全てをやらなくても良いと思います。

少しずつやれるとこからやることでも取り組めば、必ず良くなっていきます。

焦らなくて大丈夫なので、自分の生活を取り戻す為に無理せずやってみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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