無理に前向きになるわけじゃなく、
病気になったからこそ経験できたこともきっとあるよね!
この病気になって、一見辛いことばかりに見えますが意外とメリットを上げることもできます。
私は、行動療法もたくさん実施してきましたが、自身の経験から寛解の為には自己肯定感を高くすることもかなり大切なのではないかと痛感しています。
医学的根拠はありませんし関係ないと思われますが、医学ではない心理学やほかの視点からみると記憶にないトラウマや何か目的があって、病気になっている可能性があると考えられます。
実際、私はこの直近1年間、行動療法よりも自己肯定感を上げることに注力してきました。
そして、症状がかなり改善されています。
先日、病院の先生にも話したら、すごく納得してくださって「とても大切なことですね」と言ってくださいました。
強迫性障害になって良かったこと
自己肯定感を上げる方法の中で、辛いように見える物事にもメリットが隠れているのでそれを見つけるというものです。
これを考えてみると、辛い事ばかりの病気だったのか、むしろ人には出来ない”経験”をしたのではないかと思えるようになってきました。
分かち合える大切な知り合いが増えた
私はOCDの会というものに参加していました。
これは強迫性障害の当事者さんやそのご家族の方と交流し、お話しできる場のことです。
一人で抱えきれず、誰かと気持ちを共有したかったのです。
勇気を出して交流会に参加したことで、大切な知り合いに出会えました。
そのうちのお一人とは、一緒の趣味もするようになり、公私?ともに大切なお友達です。
その方は当事者ではなく、当事者のお母さんだったのですが、今でも「うちの子もこんなに良くなってきて~」「グルスケちゃんの話を聞くと元気が出る」など情報交換をして、お互いに勇気や元気を分け合っています。またしんどい時に分かってもらえるのでその人を通じて、他の人に説明してもらえたりと本当に助かっています。
ご縁とは不思議なもので、強迫性障害にならなければ出会えなかった方々です。
当たり前に出来ていた事にありがたみを感じられる
今まで当たり前に出来ていた事、例えば手洗い・入浴・掃除・仕事・外出・旅行などの事です。
強迫性障害を発症するまでは、”当たり前”と思っていましたが、病気でそれらを出来なくなったことで”当たり前”ではなかったことに気づきました。
当時は、人が出来ている事を出来ない自分を責めていたこともありましたが、責めるのをやめて見方を変えたときに、むしろ出来ていた事がありがたかったんだと思えるようになりました。
そして、今症状が改善されてきたことでまた”当たり前”に出来るようになった毎日にとても感謝出来ます。
病気にならなければ、毎日そんな小さなことに感謝できなかったでしょう。
支えてくれる人の存在に気づけた
私は親の離婚以来、家族に何かを相談することをしなくなっていました。
この病気がひどくなってきたときも一人でこっそり病院へ行ってました。
結局、明らかに様子がおかしいことから同居していた母親が気づいたのです。
それから母親と姉がカウンセリングの先生を探してくれたり、協力してくれました。
集団行動療法の費用や送迎も父親がしてくれたりと、家族が心配して自分たちなりに助けようとしてくれている事に気づけました。
ずっと一人で頑張っていると思っていましたが、強迫性障害のおかげで家族に助けてもらっていたと感じることが出来ました。
その他にも良かったこと
ブログを開設することが出来た
この経験を活かし、同じ苦しみを抱えた方たちに伝えたい!とブログを開設することを出来ました。
今までの苦しかった経験や泣きながら頑張った曝露反応妨害について、ここで書くことで一切無駄なことはないと思えるようになりました。
人生に無駄なことはない、時間がかかっても乗り越えられると強く思えるようになれました。
薬の怖さや病院の在り方を考えさせられた
たくさんの薬や病院に行ったことで、いろいろと考えるようになりました。
自分に合ったところに通う・薬をもらう事がとても大切です。
両方とも変えることは現状維持が出来なくなりそうでとても怖いのは分かりますが、少しでも違和感がある場合には変えることをおすすめします。
好きなことを大切にするようになった
自分の好きな物事を大切にするようになりました。
この病気ではそもそも好きな事を出来ないほど、強迫行為に振り回されてしまいますよね。
その経験があるからこそ、良くなってきた今、好きな事が好きなように出来る事のありがたさが身に染みています。
以前よりも好きな事に正直になり、その時間を大切にするようになりました。
まとめ
この病気は、本当に辛くて生きるのをやめてしまいたいと思ったことがある方もいるかと思います。
現在、そう思っている方もいらっしゃるかもしれません。私も以前はそう思っていました。
ですが、病気がひどい時でも、良くなった時でも必ず裏側に良かったことがあります。
当事者の私だから、強く言えることです。辛い事の中にも良いことを見出して、病気になった自分や過去を責めないでほしいです。
こんな方法で自己肯定感を上げていくと、病気が良くなることもありますと経験から書かせて頂きました。少しでもご参考になれば、幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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