ポジティブで生きた方が幸せになる。
ポジティブでいましょう。
ポジティブな考えは良い、ネガティブな考えはダメなもの。
ポジティブが正義、ネガティブは悪。世の中にはそんな風潮があります。
確かにポジティブシンキングって大切だし、その状態でいられれば、人生いい方向に向かうでしょう。不安や恐怖ばかりを見て、動けなくなるより人生を変えるひと推しになります。
ネガティブは悪者?!
ネガティブは本当に悪いものでしょうか?
人間は現状維持したがるのが通常の反応です。そのため、変化を嫌います。なのでリスクを避けるためには、ネガティブな面を見ようとする癖が付いてるんですね。
さらに人生には必ずポジティブ、ネガティブ両方が存在しているので、片方だけということはありません。
だからネガティブを無視して、ポジティブだけ!とすると、人間の心はバランスが取れなくなります。
まずはネガティブな面を受け入れて見るのが、ポジティブになれる近道ではないかなと考えます。
ポジティブだけの生き方をすると
昔の私の話をします。仲の良かった友人ですごくポジティブな発言をする方がいました。私が愚痴を言ってもそれを聞いてくれてポジティブに変換してくれて、本当に勇気付けられました。
いつもすごい前向きだなって思っていたのですが、そんな彼女でも度々そんな風にネガティブに考えることあるのか…ふと言動から見られる事がありました。
今思うと彼女は”ネガティブな自分”を隠したかったのだと思います。
その友人は、「電車に乗ると気分が悪くなるから遠くまで電車に乗れない」と言ってました。私たちは趣味を通じて知り合ったのですが、他の人達と合同でやる事があったり、他の場所へ出向く事が必要な時に彼女はいつも不参加でした。
それが色々と一緒にやっていく時に障害になってましたが、なんとか一緒に参加出来ないものかと、他の人も含めて色々と彼女に提案してたのですが、「乗り物は全部、無理だから!」と突っぱねてしまっていたんです。さらに「でも別に、私は心の病気じゃないから!」とも言ってました。
おそらく心の何かがあって、電車に乗れなくなってるようなのですが、彼女にとっては”心の病気=ネガティブ”というレッテル?が嫌だったのか、「絶対にそうじゃない!」と強く否定していました。
それを見ていて、私は反対にそこを素直に受け入れてみたら、意外と大丈夫になったりするんじゃないかなー?と思っていました。
つまり、彼女の言動は上でも言ってるように自分にとって、ネガティブな部分を認めて受け入れていない状態にあたります。これをやってしまうとよりネガティブが強化されるのです。
よくある”ピンクの象を想像しないでください”の話みたいに。ダメと言われると脳内で、逆に強化されてしまうのです。
実際、最終的にはすごくネガティブな考えに支配されて、一番仲の良かった私に感情をぶつけてきました。
この出来事を周りに相談した時、周りは彼女がそんな風に思ってたなんて微塵も感じられなかったと、驚いてました。
それくらい彼女はポジティブな自分を演じ、自分でもそちらの自分しか認めていなかったのだと思います。
ネガティブを受け入れて認める
他にも彼女の親は離婚しているのですが、「親の離婚は良かったと思ってる!」と言ってました。
どのような家庭だったかは分かりませんが、子供は親の離婚でとても傷ついているはずです。子供にとって、家庭は生きるために必要な場所だからです。
私の親も離婚しており、親にとってはそれが選択として良かったと当時から頭では理解はしていましたが、やはり振り返ると当時とても傷ついていたことに気づきました。
もちろん、今は心のトレーニングをして、本当の意味で受け入れています。
離婚というのは、親にとってはその選択で良かったでしょう。でも子供の心は傷ついています。
「親の離婚を否定してはいけない!そう思ってはいけない!」
「子供の感情は、出してはいけない!」
「親が幸せになる為なら仕方なかったんだ!」
と子供たちなりに我慢して自身を納得させていることも少なくありません。
だからこそ、まずは自分自身で傷ついた自分を癒してあげる必要があるのです。
要はポジティブでいなければ!が強すぎて、何もかもをポジティブに考えよう!と無理矢理に前を向こうとしていませんか?
本当はネガティブな気持ちがあるのに、それに蓋をしてしまっている状態が続くと結果的に、辛くなってしまうんじゃないでしょうか。
だから自分の中のネガティブな感情もしっかり認めて受け入れて、一時的には、やさぐれたっていいと思うのです。
私は、やさぐれWEEKを良くやります。笑←これ本当におススメです。
これやると、必ず少しずつポジティブになれるんです。ずーっとネガティブな状態はいつまでも続けられないし、底まで気持ちを落ち切らせると、自然と上にしか上がらなくなるものです。
落ちるところまで落ちると上にしか上がれないとは、よく言われますよね。
まとめ
ポジティブとネガティブの両方を受け入れて、一喜一憂しないことが大切です。
一喜一憂すると感情の振り幅がとても大きくなるので、ポジティブな時はハイテンション!でネガティブな時は寝込むほど落ち込む…なんてことになりかねません。
それでは疲れてしまいます。
なるべく感情の振り幅を小さくして、穏やかに過ごせるようになると不思議と人生も上手くいきやすくなるのです。
三凛さんも「両方を受け入れてニュートラルに過ごす」ことをいつも伝えられています。
まずは、自分の中にある辛い・悲しい・黒い感情を吐き出すことをしっかりやってみると、自然と穏やかなポジティブさが持てるようになると思います。
そのために、一度ネガティブを受け入れてみてはいかがしょうか。というお話しでした。
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