人間関係心理学のススメ

マウンティングしてくる人の4つの心理

人間関係
マウンティングする人
マウンティングする人

・自分の方が詳しい!

・自分の方がいい会社で働いている!

・自分の方が才能がある!

このように何かとマウントを取ってくる人、あなたの周りにいませんか?

私は、そういう人のことを通称:マウンテンゴリラと呼びます。※勝手に呼んでます。

なぜ、彼らはいちいちマウンティングしてくるのか?なんか自信ありげに上から目線で感じ悪いと思ってしまいますよね。

その心理とはどんなものか?を深層心理から分析しています。

マウンティングする人の4つの心理とは?

・自信がない

・他人と比較する癖がある

・人を見下している

・プライドが高い

自信がない

このゴリラさんたちは一見、自信ありげに見えますが、実は今の自分に対して、自信を持てません。

「本当にこれでいいのかな;」と常に不安なのです。

そこでゴリラさんたちは、彼らから見て勝手に”自分より下”と判断した相手に対してマウントを取り始めます。「自分の方が正しい!」「自分の方が幸せだ!」「自分の方がマシ!」とマウント(強調)をすることで、自分自身に言い聞かせ、不安を取り除こう、安心しようとしているのです。

他人と比較する癖がある

もともと何かにつけて、人と比較する癖を持っています。

常に自分が人より”上なのか””下なのか”ということを判断して、生きているのです。

自分自身の中での判断基準というものを持っていないので、”人から見てどうか”や”一般的にどうか”ということを重要と考えてしまっています。要は他人からの評価を気にしているのです。

なので、”下”と判断した相手を探しては、マウントをとり、”自分が上”ということを確かめ、自分が大丈夫かどうかの確認をとりたいのです。

これも不安からきているといっても良さそうですね。

人を見下している

人を見下すということは、「自分の方が上だ!」という思考が常にあるということになります。

上でも書いたように不安がとてつもなく強いために、人を見下しては「自分が上だ!」「自分が正しいんだ」と思い込もうとしているのです。

不安に対して恐怖心が強いため、それを直視出来ません。上のようなことを思い込むことによって、本当は心の奥底にある不安にフタをして、見ないようにしているのです。

その思い込むための材料として、マウントする相手を使っているといえます。

プライドが高い

プライドが高い人は、実は劣等感が強いことの裏返しといわれています。

ほかの記事でも書いてますが、なぜプライドが高くなるかというと「ダメなところがある自分ではいけない」「完璧でいなければならない」と考え、劣っていると思っているところを隠そうとします。

劣っているところを素直に認め受け入れられず、「いやいや、自分はすごいんだ!」「ダメな部分は自分にはないんだ」と自分を頑なに守ろうとします。その守ろうとする気持ちが強ければ強いほど、プライドはどんどん高くなっていくのです。

マウンティングしてくる人の本当の姿

これらの特徴から見る彼らの本当の姿とは?

こちらで上げた特徴にはある共通点があります。それは、自己肯定が出来ていないことです。つまり、自己肯定感が低いということになります。

自己肯定とは、自分の長所・短所もすべてありのまま受け入れているかどうかということです。

人と比べて「自分のここがダメなんだ」と直そうとしたり、「こんなダメなところがあると人に嫌われしまう」などと考えてしまい、ありのままの自分を変えようと無理してしまうことは、自己を否定していることになります。これが自己肯定が出来ていない=自己否定という状態を作ります。

この状態では、常に自分の中に自分自身への否定の感情があるので、どんなに恵まれている状況でもすぐに自分自身に対して不安になり、満足する人生を送ることができません。

例えば、学校で成績についてマウンティングしてくる人がいたとします。そこで誰かより上になったとしても、次はちがう教科での成績・スポーツでの成績など、満足することはないので、その人はずっとマウントを取ることへ必死になります。これでは目の前の生活を楽しんでいるとは言えませんよね。

ほかにも、彼氏がいることでマウンティングしてくる人がいた場合は、次は結婚している・子供が生まれる・子供が学校で優秀かどうかなど、人との比較がずーっと続くのです。こんな人生疲れませんか?それよりも子供が健康でいてくれたらそれで幸せ!と思えている方がいいでしょう。

反対に自己肯定が出来ている人はこれらの特徴もなく、マウンテンゴリラになることもありません。

なぜなら、本当に自分を肯定出来ていると、わざわざマウンティングのような行為をしなくても、揺るぎない自信を持てているからです。この自信に根拠は必要ありません。他人から見てどのような状況だったしても、今、満足した自分の人生を送れているのです。

まとめ

マウンティングされて、悔しい・嫌な思いをしている人も多いかと思いますが、この特徴をみれば、特に必死になって相手にする必要はないと考えられます。

またこのような人たちはやり返してしまうと100倍になって返ってくる可能性がありますので、むきにならないで聞き流し、「すごいねー」と言っておいてあげましょう。

そしては実は、マウンティングをされるということに反応しているこちら側も自己肯定が出来ていない可能性が高いです。自分が劣等感をもっている部分を言われるから、相手の言動をマウンティングと捉えてしまっているのです。

不思議なことに自己肯定感を上げると、マウンテンゴリラに出会わなくなるようになります。これは、自分に自信が持てるようになるとマウンティング行為に反応しなくなったり、相手がマウンティングしようと思わなくなる結果です。ゴリラさんは、相手の反応があるからこそマウンティングをしたくなるのです。

なので、ゴリラさんのことは置いておいて、自分の自己肯定感が上げていくことが何より大切です。

以上がマウンティングしてくる人の心理でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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