自己肯定感

自己肯定感が低くなる原因と起きる問題

自己肯定感

人生の中で人間関係によるトラブルに巻き込まれたことは、誰にでもあると思います。

そこには、最近よく耳にする自己肯定感という言葉が関わってきています。

 

そもそもよく聞くけど、”自己肯定感”ってなんだろう?という方もいらっしゃるかもしれません。

まずはその辺から、詳しく説明をしていきたいと思います。

 

それが影響することにより、どんな特徴を持った人間になってしまうのか、それを元に起きる問題も考えてみます。

またなぜ低くなってしまうのかも、書いていきます。

自己肯定感とは 

 ありのままの自分を受け入れ認めて、そのままでも価値があると思える感覚があるかどうかです。

 ・自己肯定感が高い→ありのままの自分にOKを出せ、いつも満たされている状態で生きれる

・自己肯定感が低い→ありのままの自分を否定し、不足感が絶えず、外側に価値を求めて生きていくことになる

 よくある勘違い

 自己肯定感は自己中心的やプライドが高いのとは違います。


・他人や物では埋めたり、高められないので、自分で今の自分に価値があるかを認められるかが重要です。

・上に書いたようにプライドや自己中心的とは全然違う、むしろ真逆のものです。これらは自己肯定感が低いからこその抵抗から起こるものです。

自己肯定感が高いことの大切さ

自己肯定感は、生きている中で起こる様々な人間関係や自分の中での感情に関係しているので、自己肯定感が高い状態でいられると、余計な人間関係で悩むことが格段に減ると思います。人間関係とは、親子・学校・職場・恋愛・夫婦などあらゆるコミュニティが対象となります。

また“今の自分”を好きでいられるため、心から現状に満足しており、自分の可能性を信じる事にもつながります。さらには自分を大切にしているため、周りにも優しくする余裕が生まれます。

要は人生全体がうまく行くようになり、楽に生きられるようになるのです。 

 そして自己肯定感を高めるには、自分を好きなることが最重要になります。

自己肯定感が低いと起こる特徴

人生が生きづらくなる影響がたくさん出てきます。

また現状に満足することは出来ないため、常に不足感に苛まれて生きていくことになります。

一部になりますが、例を挙げてみます。

①プライドが高くなる

②自己中心的になる

③余裕がないので、すぐに怒る

④他人や物事に執着する

⑤仕事や勉強などを頑張りすぎてしまう

⑥人の好き嫌いが激しくなる

⑦何かと自分を責めてしまう

⑧自信を持てない

⑨人と比べてしまう

⑩承認欲求が強くなる

 

また余談ですが、他人のことを「自己肯定感が低い」と指摘している人も見受けられますが、他人のことを指摘したくなるのも、自分の方がわかっていると思いたい感情から来ているものなので、そういう本人も実は自己肯定感が低い人が多いです。

特徴から起きる人生の問題

上の項目で挙げたことに対して、起こる問題を書きます。

①②人に嫌煙される

扱いにくいと思われるため、表面的にしか付き合ってもらえない

③怒ってばかりで疲弊する

人のミスばかりが目につくようになったり、怒りすぎている自分に自己嫌悪する

④⑤仕事で人に頼ったりできず、抱え込んで自分の首をしめる

業務を誰にも渡さないようにしたり、休むと自分が必要となくなるのではないか、など不安になる ため休めなくなってしまう

⑥嫌いな人を責めてばかりで、問題が解決しない

常に相手にだけ問題があると、被害者の立場で居続ける

⑦自分自身が嫌いになり、何事にも自信を持てず人の目が気になる

いつも他人がどう思うかが判断基準になり、自分の行動や気持ちを制限してしまう

⑧⑨自慢ばかりしたり、人と比べての優越感や劣等感に振り回される

人から見て年収が高い・外見がいい・学歴が高いことなどにこだわり、必死になってしまう

⑩本当は必要のない他人の評価などを求めてしまう

会社で評価につながる業務を選んだり、SNSのいいね数に依存したりする

自己肯定感が低くなる原因

 主には、親子関係が原因とされています。

親が原因でと聞くと「毒親」という言葉がよく聞かれますよね。これは虐待などをしていた親に使われています。このように明らかに原因がある場合は、分かりやすいのですが、ここまでのひどいことをされていないのに生きづらいという方も多くいらっしゃいます。

それは日本人が、自分よりも他人へ敬意を払うことや規律や礼儀を重んじるということを美徳としてきた歴史が関係しているからかもしれません。

 つまり「毒親」なんて定義するよりも、むしろ反対に自己肯定感を高い子供を育てる事が出来ている親の方が少ないのだと思います。

だからといって一概に親のせいとも言えません。なぜなら親自身もそのように育てられてきたからです。虐待などを含め、どこかで誰かが気づかない限り、ループするのです。

 原因となる親子関係とは具体的にどのようなものか、一部書き出してみます。

生きづらさの原因となる親子関係

 ①ルールやマナーなどに厳しく育てられた

②褒められることが少なく、褒められるときは何かが出来た時だけなどだった

③過保護に育てられ、ほとんど自分で何かをしたり、決めたことがない

④仲が良く、親子というよりは友達のような関係性

⑤心配性で独立を反対されたり、いつも必ず連絡を入れるように言われた

⑥話を聞いてほしいのに、後回しにされたり、聞いてもらえなかった

 

一見、良さそうなことも含めて、原因になりえます。 

親子関係が元で出てくる生きづらさの問題

 ①ルールやマナーを守れない自分はダメな人間と思い込み、ダメな自分にならない為にルールを守る事に固執する

②条件付きでの褒めだったので、何かを頑張らないと認めて貰えないと感じる

③自分では何も出来ないと思い、自分の行動には自信を持てない

④親が頼れる存在でなかったため、自分がきちんとしていなくてはいけないと思う

⑤何をするにも親の許可が必要だったので、自分で好きなようにすることに不安や罪悪感を覚える

⑥親にも向き合ってもらえなかったのだから、誰も自分とは向き合ってくれないと思い込む

今の生きづらさの部分は、当てはまる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

まとめ

 親も親なりに手探りの中、頑張って子育てをしてくれたのですが、子供時代は親からの無条件の愛情を必要としており、親のことが大好きです。また親に見捨てられては生きていけないと言う本能的な恐怖から、親の言いなりになってしまうのです。

 自分で思っているよりも子供時代は自然と我慢している事も多いのです。

自身も含め、沢山の人の生きづらさがなくなり、少しでも楽しいと思える人生を送れるようになればと思います。

年齢は関係なく、人生の立て直しは出来るのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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