人間関係心理学のススメ

正義感が強い人は嫌われる?!

人間関係
グルスケ
グルスケ

正義感があるってことはヒーローみたいで

良い事じゃないのかな?

一見、素晴らしく聞こえる正義感。

これは人生において本当に必要不可欠なものか?

正義感がない人はダメな人、悪い人なのか?

この記事は、以下のような方への参考にして頂ければと思います。

・理不尽な人や出来事に対して、悔しい思いをしている方

・不誠実な人を許せないと感じている方

正義感を持っている人の特徴や強すぎる場合の生きづらさに対する方法を書きます。

正義感が強い人の意外な特徴

 正義感が強い人の意外な特徴とは? 

正義感が強い人は、自己肯定感が低いのではないかということです。

自分の価値を正義感を使って、満たそうとしているように思います。

 

自身は自己肯定感が低い人間でした。

さらにかなり正義感が強く、平等を大切にしたり、偏見やズルさを嫌っていました。

それゆえに、ズルい人を許せない・不平等を見過ごせないことが多々ありました。

 

では、なぜ自己肯定感が低いことと正義感が結びつくのでしょうか。

 なぜ自己肯定感が低いと正義感が強くなるのか

そもそも自己肯定感が低い人は、自分の中にたくさんのルールを持っています

自分で決めたわけではなく、親や世間から言われたルールを守らないければいけないと子供のころからそれが”正しいこと”として教えこまれてきています。なので、疑うことはなく、絶対に揺るぎないものなんだと思い込んでいます。

正義感もそのルールの内の一つです。

 ・弱い人には優しくしなければいけない

・人には親切にしなければいけない

・ズルいことをしてはいけない

 そのため、そのルールを守らない人や事が絶対に許せないのです。

また正義のルールを守っているかどうかに自分の価値基準を置いているため、自分の価値が無くならないように、自分自身も正義感を貫こうとします。

 

反対に正義を貫けない自分はダメな人間で価値がないと思ってしまうために、周りから見ても、異常なくらいにこだわったり、正義感がない人を許せない傾向にあります。

 ・ルールを守れている自分は〇

・ルールを守れない自分は×

また”絶対にこれが正しい”と思っているので他人に対しても、自分と同じように正義感を持つことを望んでいます。

特に近い間柄になればなるほど、これは強くなるでしょう。

 強すぎる正義感は嫌われる原因に

 一見、正義感は良いことにも思われますが、物事は何事もバランスが大切です。

強すぎる正義感は、対人関係や仕事でトラブルになりかねません。

正義感が強い・自分が正しいという思いが強すぎると、周りとのズレや、勘違いの正義感を生みかねません。しっかりと事実確認もせずに、視野が狭いままに正義感を振りかざすと相手をむやみに傷つけてしまう可能性も出てきます。 

結果的に、人から嫌われる原因になり得ることもあります。

またトラブルに発展することがないにしても、世の中の理不尽さに納得がいかないまま、過ごすことになります。

結局は、不満が増えてしまい、幸せとは程遠い生活を送ることになってしまいます。

 正義感とうまく付き合うには

人を許せない人の心理にも書いていますが、自分が正しいと思っている事=”正義感が強いことが正しい”を手放していくと次第に正義感が緩んで、無駄に周りと対立したり、マナーを守らないと!と緊張することはなくなります。

 本当に大事な時にだけ、それを使えるようになるかもしれません。 

まとめ

もちろん、正義感が強いことは悪いことでありません。

それをうまく使えれば、困っている人を助ける事も出来るし、弱い立場の人を守る事も出来ます。

自分も周りも幸せになれるのではないでしょうか。

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